科学ブログてすら

科学の不思議を分かりやすく解説してます。

世界中に影響を与えた浅間山の噴火

空が突然暗くなったり、月が見えなくなったりすることを想像したことがありますか?それが実際に約1000年前に起こったんです。どうしてそんなことが起こったのか分かりやすく解説します。

 

火山が空に「大きな雲」をつくった!?

大昔の地球では、時々火山が大噴火を起こしました。その時、火山から出た「硫黄(いおう)」という物質をたくさん含んだ煙やガスが、空の上の方、成層圏(せいそうけん)という場所まで届くことがあります。その硫黄の煙が空に広がると、太陽の光をさえぎってしまい、地球の表面が暗くなることがあるんです。それだけでなく、気温も下がり、作物が育たなくなって、人々はとても困ったそうです。

暗い月食(げっしょく)って何?

月食」って知っていますか?これは地球の影が月に重なる現象で、夜に月が赤っぽく見えたりすることです。でも、1110年5月に起きた月食は、なんと月が真っ暗になってしまったんです。昔のイギリスの記録には、「夜になると月はまったく見えなくなってしまった」と書かれていました。この奇妙な現象に、多くの天文学者たちはびっくりしました。「どうして月がこんなに暗くなったの?」と何百年も議論してきましたが、原因は最近の研究で少しずつわかってきたんですよ。

犯人は「忘れられた火山」?

長い間、月が真っ暗になった理由として、「アイスランドヘクラ山(ヘクラさん)」という火山が原因ではないかと考えられていました。でも、新しい研究によると、ヘクラ山ではなく、日本の浅間山(あさまやま)が犯人かもしれない、ということがわかってきました。浅間山は、1108年に大きな噴火を起こしました。日本の昔の日記には、「火山から火が吹き上がり、灰(はい)が降り積もった。畑もダメになり、とても珍しいことだ」と書かれています。この噴火によって、硫黄が空高くまで飛び、世界中に影響を与えたのではないかと言われています。

木の年輪(ねんりん)が教えてくれた秘密

木の年輪を見たことがありますか?木の切り株に見える、ぐるぐるとした線のことです。この線は木がどれだけ成長したかを教えてくれます。ところが、1109年の年輪を見ると、その間隔がとても狭かったんです。これは、その年がとても寒かったことを意味します。硫黄の煙が太陽の光をさえぎったせいで、気温が下がり、作物も育たなくなりました。結果として、世界中で飢饉(ききん)や大変な出来事が起きたのです。

なんでこんな研究をしているの?

今では火山の噴火の影響を調べることが、とても重要だとわかっています。もしまた大きな火山噴火が起きたら、私たちの生活にどんな影響が出るのか、準備をするためです。さらに、過去の出来事を調べることで、自然の力がどれほどすごいかを知ることができます。科学者たちは氷の中に閉じ込められた小さな硫黄の粒や、昔の記録を使って、1000年前の世界で何が起こったのかを少しずつ解き明かしているんです。

自然のすごさと怖さ

火山が噴火することで、世界中に影響を与えるなんて、とても信じられませんね。でも、自然がくれるヒントを使えば、私たちは未来に起こることを少しだけ予測できるのかもしれませんね。みなさんも自然についてもっと知りたくなったら、身近なものを観察してみてください。例えば、お庭の木や空の雲を見るだけでも、新しい発見があるかもしれませんよ!

空気から電気を作るすごい技術が発見された!

「空気から電気を作る」というびっくりするような技術が発見されたよ!空気から電気?そんなこと本当にできるの?と思うかもしれないけれど、実はこれ、科学者たちが一生懸命研究して発見した本当の話なんだよ!

 

微生物ゲオバクター

さて、このお話の始まりは30年以上前、アメリカのポトマック川という川の泥の中で見つかった不思議な微生物がきっかけなんだ。この微生物は「ゲオバクター」と呼ばれているよ。ゲオバクターは特別な力を持っていて、なんと酸素がなくても生きられるし、さらに金属を作ったりもできるんだって!まるで自然が作った小さな魔法使いみたいだね。

でも、このゲオバクターが本当にすごいのは、特別な「ナノワイヤー」を作れることなんだ。「ナノワイヤー」って聞いたことあるかな?とっても細くて小さい糸みたいなものなんだけど、電気を通す力があるんだって。このナノワイヤーを使って科学者たちは新しい発電装置を作ったんだ。それが「エアジェン」というデバイスだよ。

エアジェンってどんなもの?

エアジェンの仕組みはとってもシンプル。ナノワイヤーを使った薄いフィルムを2枚の電極ではさんで空気に触れるようにすると、空気中の水蒸気を吸収して電気が生まれるんだって。これだけで電気が作れるなんて、なんだか魔法みたいだよね!実験をしていた科学者のジュン・ヤオさんも、最初にこの装置が動いたときはとても驚いたそうだよ。

空気の中には目には見えない水蒸気がいつも漂っているよね。エアジェンはその水蒸気を取り込んで、電気を作り出してくれるんだ。しかも、どんな環境でも働くから、砂漠みたいな乾燥した場所でもちゃんと電気が作れるんだよ!この仕組みを使えば、将来は家の壁にエアジェンを組み込んで、太陽の光がなくても電気を作れる家ができるかもしれないんだって。

どのくらいの電気が作れるの?

エアジェンが作れる電気の量はまだ少しだけど、たくさんのエアジェンをつなげればスマートフォンを充電できるくらいの電気を作ることができるんだ。これがもっと進化すれば、電池を使わなくても電気が作れる未来がやってくるかもしれないね。

このお話でとってもすごいと思ったのは、「空気とナノワイヤーだけで電気が作れる」っていうこと。普通、電気を作るには発電所で大きな装置を使ったり、たくさんの燃料を燃やしたりしなきゃいけないんだけど、エアジェンならそんなものがいらないんだよ。それに、環境にも優しいんだ。ゴミも出ないし、自然の力を使うから、地球にとっても優しい技術なんだよ。

まだまだ課題はあるけれど…

でも、エアジェンにもまだ解決しなきゃいけない問題があるんだ。それは、ナノワイヤーをたくさん作るのが難しいってこと。でも、科学者たちはこれもクリアする方法を見つけたよ。なんと、大腸菌という別の微生物にナノワイヤーを作らせることに成功したんだって!これからはナノワイヤーをもっと簡単にたくさん作れるようになるから、エアジェンがもっと広がっていく可能性があるんだ。

未来が楽しみ!

空気から電気を作るなんて、ちょっと夢みたいな話だと思わなかった?私も最初は信じられなかったけど、こうやって科学者たちが新しい技術を作り出しているんだって知って、とってもワクワクしたよ。このエアジェンがもっと進化したら、いつかみんなの家にも設置されて、「もう電気代がいらない!」なんて時代がくるかもしれないね!

考えていることを文章化Ai・驚くべき技術

「AIが人の考えていることを文章にする」という未来のような技術について紹介します。まだ完全にはできていないけど、実はこの技術、科学者たちが少しずつ進化させているところなんです。今回は、最新のAIが脳の活動を文章に変換するという研究が進んでいるというお話をします。

 

脳の活動を文章に変えるってどういうこと?

脳って、私たちが考えたり感じたりするときに「電気信号」という小さな電流を出しているんです。たとえば、何かを考えたり、言葉を話したりするたびに、脳の中で電気がぴかっと光るように動きます。この電気信号をAIが「文章」に変えられるようになったらどうなるでしょう?

この技術は、今まではまるで夢のような話でした。だって、私たちが頭の中で考えていることを、そのまま言葉にしてくれるなんて、アニメや映画の中だけのことのようですよね。でも、科学者たちはこのAIを使って、ある程度の精度で文章に変換することができるようにしているんです。驚きですよね!

AIが脳の信号を文章にする方法

実際にAIがどのようにして脳の活動を読み取るかというと、まず頭の皮膚の下に「電極」と呼ばれる小さな機械を付けて、その電極が脳からの電気信号をキャッチします。この電極は、私たちが話すときに脳の中でどんな動きが起きているのかを「観察」するようなものです。

その後、その情報をAIが読み取ります。たとえば、私たちが「こんにちは」と言ったときの脳の活動パターンを学び、今度はそのパターンが出ると「こんにちは」という言葉だと認識するんですね。

今回の研究では、特に発話の障害がある人が「話せる」ようにするための方法として、この技術が試されています。

まだ失敗もあるけど…すごい技術!

ただ、このAIがまだ完璧に読み取れるわけではありません。実験では、たまに全然違う文章が出てしまうこともあるようです。たとえば、「松本人志は日本のお笑い芸人です」という文章をAIが読み取ろうとしたとき、「松本人志はお笑い芸人ですでしたか」というように、少しおかしな文章に変わってしまうことがありました。他にも、「ピザの一部が猫に食べられました」という文章が「ピザの一部は猫でした」に変わってしまうことも。まるで何かのジョークみたいですよね!でも、この技術が進んでいけば、いずれはもっと正確に読み取れるようになるはずです。

未来のAIで何ができる?

このAIの技術がもっと発展すれば、話すことが難しい人が自分の考えを他の人に伝えられるようになるかもしれません。たとえば、病気やけがで話せなくなってしまった人でも、自分の気持ちや考えをAIを通して言葉にできるようになったら、とっても素敵ですよね。

また、普通の人でも、頭の中で考えたことがそのまま文章になるので、わざわざ声に出して言わなくても、誰かと会話したり、物語を書いたりすることができるかもしれません。ちょっと未来の世界みたいですよね!

これからの課題

もちろん、まだまだ課題はたくさんあります。今回の研究でも、実際に使える言葉の種類はたった250語だったそうです。でも、科学者たちはこれを増やしていくことも考えています。もし頭の中で思い浮かべたすべての言葉を読み取れるようになれば、私たちが思っている以上のことができるようになるかもしれません。

まとめ

この研究を知って、私は未来がどんどん近づいているなと感じました。AIが脳の中を読み取るなんて、なんだかすごく不思議な気がします。でも、この技術が進んで、人の役に立つようになれば、とても素晴らしいことですよね。

ただ、もし自分の考えていることが全部周りにわかるようになるとしたら…ちょっと怖いかもしれません。でも、私たちの生活がもっと便利になったり、たくさんの人が助けられたりすることを考えると、やっぱりワクワクします。

最後まで読んでくれてありがとう!これからも面白い科学の話を紹介していくので、楽しみにしていてくださいね。

なぜ瞑想をすると脳が若返るの?瞑想中のお坊さんを調べたら・・・。

瞑想というのは、目を閉じて心を落ち着かせたり、何も考えないようにしたりすることで、リラックスする方法なんだ。この瞑想をずーっと長い間続けてきたチベット人のお坊さんに、ヨンゲイ・ミンジュールさんという人がいるんだけど、なんと、このお坊さんの脳が普通の人よりもずっと若いことがわかったんだって!

 

チベットのお坊さんの「若い脳」

ヨンゲイさんの実際の年齢は41歳。でも、彼の脳をMRIという特別な機械で調べてみたら、脳は33歳の人と同じくらいだとわかったんだ。普通は、年を重ねると脳も少しずつ年をとっていくんだけど、ヨンゲイさんはいつも瞑想を続けているおかげで脳が若いままでいられるのかもしれない、って研究者たちは考えたんだ。

瞑想がどうやって脳に影響するの?

この研究をしている科学者たちは、ヨンゲイさんのようにたくさん瞑想をしていると、脳の「灰白質(かいはくしつ)」と呼ばれる部分が保たれるんじゃないか、と考えているよ。灰白質は脳の働きにとってとても大事な部分なんだ。この灰白質が年をとると減っていってしまうけど、瞑想をしているとそれを保つことができるかもしれないんだって!

どうして灰白質を保つといいの?

灰白質には、私たちの心や考え方、感情をコントロールするための神経細胞がたくさんあるんだ。この部分がしっかりと元気だと、集中力が高まったり、気持ちが落ち着いたりしていく。つまり、ヨンゲイさんみたいに瞑想で心を鍛えていると、脳の灰白質も鍛えられて元気が続くんだよ!

脳が若いと、何がいいことがあるの?

瞑想によって脳が若いと、ストレスが少なくなって心が安定しやすいんだ。ストレスがたまると、私たちはイライラしたり、疲れやすくなったりするよね。でも、瞑想をすると心がスッキリして、ストレスが減るんだって。それに、脳が若いと集中力も高まって、勉強やゲームにも役立つかもしれないね!

どうして瞑想が脳に良いのか

科学者たちは、脳が若く保たれる理由が瞑想だけではないかもしれないと考えているよ。たとえば、ヨンゲイさんは標高が高いチベットで生活していたり、健康的な食事をしていたり、空気がきれいな場所に住んでいたりするから、もしかするとそれも関係しているかもしれないんだ。まだはっきりとした理由はわからないけど、瞑想が心と体にいい影響を与えているのは確かみたい。

ヨンゲイさんのすごいところ

ヨンゲイさんは9歳のころからずっと瞑想を続けてきたんだ。なんと、今までに6万時間以上も瞑想に費やしてきたんだよ!6万時間って想像できる?それくらい一生懸命、心を落ち着ける練習をしてきたからこそ、彼の脳は若いままでいられるのかもしれないね。

瞑想はみんなにできること!

ヨンゲイさんほど長い時間じゃなくても、私たちも毎日少しだけ瞑想をすることで心が落ち着いたり、元気になったりするかもしれないよ。たとえば、1日に5分だけ目を閉じて、ゆっくり呼吸をしてみるのも良いかもしれない。学校でたくさん勉強して疲れたときや、テスト前でドキドキするときにも瞑想をすると心がスッキリするんだ。

おわりに

科学者たちはまだ、瞑想がどうして脳に良い影響を与えるのか、完全にはわかっていないけど、少なくとも健康に役立つことが増えてきているのは事実なんだ。脳を鍛えて心が落ち着くと、毎日がもっと楽しくなるかもしれないね!

人間の脳についてのびっくりな事実!

脳って、みんなが毎日使っているけど、よく知らないことがたくさんあります。今回は脳のびっくりポイントをいくつか紹介します!

 

脳はたくさんの血液が必要!

脳は身体の中で特にたくさんの血液が必要な部分なんです。安静にしているときでも、心臓が送り出す血液の15~20%が脳に送られています。この血液があるおかげで、脳は酸素をしっかりもらって働くことができるんですね。もしも脳への血液が止まってしまうと、脳がしっかり働けなくなってしまいます。

特に、脳は右半分と左半分に分かれていて、それぞれ体の左右をコントロールしているのもおもしろいポイントです。みんなも右利きや左利きの違いがあると思いますが、これは脳がどちらの手を使いやすいか指示しているからなんですよ。

眠っている時もずっと活動している!

脳は、たとえ寝ているときでも、ずっと活動しています。これはすごいことですよね。寝ている間も、脳は呼吸や心臓の動きを調整してくれているんです。そして、脳は4つの部分に分かれていて、それぞれ役割が違います。

  • 前頭葉はみんなが考えたり、アイディアを思いついたり、感情を表したりするときに使われる部分です。だから、私たちが「自分」らしくあるためにはとっても大事!
  • 頭頂葉は「見る力」と「動く力」を合わせた情報を処理するのが得意です。たとえば、ドッジボールで素早く動くときには頭頂葉が働いてくれているんですね。
  • 側頭葉音や言葉を理解するために役立っています。歌を歌ったり、誰かとおしゃべりするときには欠かせません。
  • 後頭葉は目で見たものを脳に伝える役割をしています。見たものが「見える」と感じるのは後頭葉のおかげなんです!

脳の手術は痛くない!?

脳には痛みを感じるセンサーがないって知っていましたか?このため、脳の手術をするときも痛みを感じることはありません。脳の手術のときに患者さんがバイオリンを弾いたり、話をしている様子を見たことがあるかもしれませんが、痛みを感じないからできるんですね。これには本当にびっくりですね!

脳にケガをすると性格が変わることがある!

脳にケガをすると性格が変わることがあります。ある人が働いているときに、事故で頭をケガしてしまいました。そのとき、脳の「前頭葉」という部分が傷ついたのですが、それまで、まじめでおだやかだったその人が、急に怒りっぽくなったり、わがままになってしまいました。このように、脳の部分によって性格が変わることがあるなんて、とても不思議ですよね。

脳は情報を受け取り続けている!

脳は常にたくさんの情報を受け取っています。例えば、みんなが走っているとき、どのくらいの速さで動いているかや、今どこにいるかも感じ取っています。でも、いつも気づくわけじゃないですよね。それは、脳があえて「今は気づかなくていい」と判断してくれているからなんです。手や足の動きを自分でコントロールできるのも脳のおかげです。でも、みんなが特に何も考えずに呼吸したり、心臓が動いているのも、実は脳が指示を出しているからなんですよ。おもしろいですよね!

脳の研究はまだまだ続く!

人間の脳について、科学者たちは今も研究を続けています。脳の中にはまだ解明されていない部分もたくさんあって、それがわかるともっとたくさんのことができるようになるかもしれません。こうやって知ってみると、脳って本当におもしろいですよね!みんなも、自分の脳にもっと興味を持って、どんどん新しい知識を取り入れていってくださいね!

ベッドでゴロゴロする実験

宇宙飛行士になるにはたくさんのトレーニングが必要だし、宇宙に行くと体にいろんな変化が起きるんだって。そこで、欧州宇宙機関ESA)というところが、宇宙での無重力が体にどう影響するかを調べるためにちょっと変わった実験を始めたんだ。その実験は…「5日間ベッドに横たわる」というもの!一見すると、ゴロゴロしているだけで楽そうに聞こえるけど、実はとっても大事な研究なんだって。

 

宇宙での無重力ってどんな感じ?

宇宙に行くと、地球のように体に重力がかからない状態、つまり「無重力」になるんだ。普段、地球では、私たちは常に重力に引っ張られているから、立ったり、歩いたり、体を支えたりするために筋肉や骨を使っているんだけど、宇宙ではその必要がなくなるんだ。無重力状態が続くと、筋肉や骨がどんどん弱くなってしまう。たとえば、宇宙飛行士の骨は宇宙にいる間にだんだんと軽くなってしまうし、筋肉も落ちていくんだ。こうした変化を少しでも抑えるために、宇宙飛行士たちは宇宙船で毎日エクササイズをして体を鍛えているよ。でも、まだまだ分からないことがたくさんあるんだって。

5日間ベッドでゴロゴロ?でも、ただのベッドじゃない!

今回の実験では、20人の女性が特別なベッドに5日間ずっと横たわるんだ。このベッドは、ただのベッドではなくて、「乾式没入バス」と呼ばれているもので、ベッドといっても水の上に浮かんでいるみたいに体を均等に支えてくれるんだって!これによって、宇宙の無重力の中で体がどう変わっていくのかをシミュレーションできるんだよ。

どんな実験をするの?

この実験では、参加者が5日間ベッドに横になりっぱなしで、いろんな検査を受ける。例えば、血液を調べたり、体のどこに負担がかかっているのかを調べたりするんだって。これによって、宇宙でどんな風に体が変わっていくのかをもっと詳しく知ることができる。この研究は、宇宙飛行士にとってもとても大切なことなんだ。なぜなら、宇宙での生活は体にとって大きなチャレンジだからね。こういう研究を通じて、将来、もっと多くの人が宇宙に行けるようになるかもしれないね。

「双子調査」って?

NASAというアメリカの宇宙機関が行った実験で、宇宙に行った双子の兄弟を比較して、宇宙が体にどんな影響を与えるのかを調べたんだ。スコット・ケリーさんという宇宙飛行士が11か月間宇宙で暮らして、地上で暮らしていた双子のマーク・ケリーさんと比較されて、いろいろな体の変化が見つかったんだ。たとえば、宇宙にいたスコットさんの体は骨が少し軽くなったり、筋肉が落ちたりしていたんだ。この双子調査のおかげで、宇宙がどれだけ体に影響を与えるのか、さらに深く理解できるようになったんだよ

宇宙研究は未来のため!

宇宙での無重力状態が体に与える影響をもっと知ることで、将来、もっと多くの人が安全に宇宙旅行を楽しめるようになるかもしれないね。もしかしたら、みんなが大人になるころには、宇宙旅行が当たり前になっているかも!でも、そのためには、こういう研究が欠かせないんだ。今回のベッド実験も、宇宙での生活をもっと安全で快適にするための第一歩。ちょっと不思議だけど、地球でゴロゴロするだけで、宇宙の未来に役立てるなんて面白いよね!

傘で発電!雨で電気を作る。すごいテクノロジー!

雨の1滴から電気を作ることができるかもしれない、という新しい研究が発表されました!それも、1滴の雨でなんと100個のLED電球を点けることができるのです。すごいですよね!これまで、雨や水のエネルギーを使ってたくさんの電気を作るのは、とても難しいことだと言われていました。けれど、今回の発見で、その方法が大きく進歩したのです。

 

 

雨粒でどうやって電気を作るの?

小さな雨の1滴から、どうやってそんなにたくさんの電気を作れるのでしょうか?今回の研究をした科学者たちは、「水滴発電機(DEG)」という特別な仕組みを使いました。この装置は、水が固体の表面に当たった時にできるエネルギーを電気に変える仕組みになっています。

ここで「PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)」という膜が重要な役割をしています。雨粒がこの膜に当たると、膜に電気がたまっていきます。そして、水が広がることで、2つの電極(電気をためる部分)をつなげる「橋」の役目をします。このつながりによって電気が流れ、100個ものLED電球を点けられるほどの力が発生するのです!

どうしてこんなにすごいの?

雨粒から電気を作るというアイデアは、以前から考えられていました。でも、ほんの少しの水で大きなエネルギーを作るのはとても難しいことだったのです。水の力を電気に変えるためには、水の流れをうまく使ったり、うまく電気を集める方法を考えたりしなければいけませんでした。けれど、今回の技術ではたった1滴の雨粒から140V(ボルト)という高い電圧が作られます。この電圧があれば、小さなLED電球を100個も点けられるのです!

傘が発電機に?!未来の生活が楽しみ!

この技術が発展すれば、いろんな場面で雨のエネルギーを使えるようになるかもしれません。たとえば、傘やおうちの屋根、また船の外側などに使えば、雨が降るだけで自然に電気を作り出せます。しかも、雨が降るたびに、ただ傘を差しているだけで電気がたまるなんて、ちょっと夢みたいな話ですよね!

さらに、こうした再生可能なエネルギーを使うことで、地球にやさしい生活ができるようになります。今までは火力発電所原子力発電所でたくさんの電気を作っていましたが、火力発電所は石油や石炭といった地球に限られた資源を使います。また、石油や石炭を使うとたくさんの二酸化炭素が出て、地球温暖化にもつながってしまいます。今回の研究が進めば、地球温暖化を防ぐための新しいエネルギーが増えるかもしれませんね。

実用化にはまだ時間がかかるけど

この技術はまだ研究の段階で、私たちが使えるようになるまでには、もう少し時間がかかるかもしれません。研究を進めている科学者チームは、これから試作品を作りたいと考えています。もしかすると、近い将来みなさんが大人になったときには、雨のエネルギーを使ってスマホやパソコンが充電できるようになるかもしれません。

まとめ

雨が電気に変わるなんて、とってもワクワクする話ですよね!自然の力を使って電気を作る技術がもっと進んでいけば、地球にもやさしい暮らしができるようになるし、限りある資源を守ることにもつながります。いつか「雨の日がうれしい日」になって、「もっと雨降らないかな!」とワクワクするような未来がくるかもしれません。

アボカドを使って銀行強盗に成功!びっくりする事件がイスラエルで起こった!

アボカドって知ってる?サラダやスムージーに入れるととてもおいしい「スーパーフード」って呼ばれている果物なんだ。ビタミンや栄養がたっぷりで、食べると体にいいと言われているんだよ。でも、なんとそのアボカドを使って、銀行強盗をした人がいたんだ!びっくりだよね?今日は、その不思議な事件についてお話するね。

 

どうやってアボカドを使って強盗をしたの?

この事件が起こったのはイスラエルっていう国で、銀行強盗をしたのは47歳の男性だったんだ。普通、銀行強盗って聞くと、映画とかに出てくるピストルやマスクをつけた怖い犯人を思い浮かべるよね。でも、この男性はなんと手にアボカドを持って銀行に入っていったんだ。しかも、まるで本物の爆弾みたいに見せかけて、「お金を渡さなければ、この手榴弾(しゅりゅうだん)を爆発させるぞ!」って受付の人をおどかしたんだって。アボカドを手榴弾だって言うなんて、ちょっとおかしいけれど、受付の人は本物だと思ってしまったみたいで、怖くなってお金を渡してしまったんだ。

2回も同じ方法で銀行を狙った!

びっくりなのは、この男性が1回だけでなく、5日後にも同じ方法で別の銀行を狙ったことなんだ。変装をして、またアボカドを手に「手榴弾だ!」と言って、受付の人をおどかしてお金を手に入れたんだ。1回目の強盗では50万円分、2回目では35万円分もお金を持ち去ったんだって。アボカドを使って2回も強盗を成功させるなんて、みんなもびっくりするよね?

男の人はどうして捕まったの?

この男の人、何回かはうまく強盗をやり遂げたけど、結局は警察に捕まってしまったんだ。警察は事件の時に男が使っていた携帯電話の位置情報をたどって、彼の行動を追跡したんだって。そしてついに、過去にも強盗の罪で捕まっていたことがわかり、3年間も刑務所に入っていたことがあることが判明したんだ。こうして男はまたもや逮捕されることになったんだね。

感想:アボカドは食べ物だよ!

この話を聞いて、みんなはどう思ったかな?アボカドを強盗に使うなんて、なんだか変な話だよね。本当はアボカドは体にいい栄養がたくさん含まれていて、みんなを元気にしてくれる食べ物なのに、こんなふうに悪いことに使われるなんて残念だよね。アボカドや他の食べ物は、ちゃんとおいしくいただくためにあるもの。使い方を間違えないで、いいことに活かしていきたいよね!

深海にワニを沈める実験!どうなった?

ワニを深い海の底に沈めたらどうなるだろう?どんな生き物が寄ってくるか想像したことある?アメリカの研究者たちがそんな実験を行って、その結果が発表されたんで、分かりやすく紹介していくね。

 

ワニを深海に沈めるってどういうこと?

2019年、アメリカのルイジアナ大学の研究チームが、なんと3匹のワニをメキシコ湾の深い海に沈めたんだよ。この海の底は約2,000メートルもあって、光がほとんど届かない暗闇の世界。そんな深海にはどんな生き物が住んでいて、ワニを見たらどんな反応をするのかを知りたかったんだって。普段、深海にはクジラの死骸なんかが落ちてきて、それをたくさんの生き物たちが食べるらしいよ。

1匹目のワニとダイオウ・グソクムシ

最初のワニには、「ダイオウ・グソクムシ」という30センチくらいのピンク色の生き物が群がったんだ。グソクムシは腐った肉を食べるのが得意で、ワニの皮を突き破って内臓まで食べつくしてしまったんだって。24時間後には、ワニの体を通り抜けるほどのスピードで食べ進めたんだよ。すごい食欲だよね!

2匹目のワニに現れたゾンビ虫

2匹目のワニは51日後、骨と頭だけを残してきれいに食べられちゃった。でも、このワニの骨に新しい発見があったんだよ!「オセダックス」という、骨を食べる不思議な虫がついていたんだ。この虫は、ゾンビ虫とも呼ばれていて、骨の栄養を吸い取って生きているんだって。メキシコ湾で見つかったのは初めてのことだから、研究者たちは大喜びだったんだよ!

3匹目のワニは行方不明事件

3匹目のワニは、なんと行方不明になっちゃった!最初の観察から8日後、ワニがつながれていたロープが切れて空っぽになっていたんだ。研究者たちは大きなサメがロープを噛み切って、ワニを持ち去ったんじゃないかって考えているんだって。サメは鋭い歯と強いあごを持っているから、ロープを切ることもできちゃうんだね。

深海は「選り好みなんてできない世界」

この実験でわかったことは、深海の生き物たちは、普段あまり食べ物に恵まれていないということ。だから、クジラやワニのような大きな死骸が落ちてくると、どんな食べ物でも喜んで食べちゃうんだね。

この実験は、深海の生き物たちの不思議な食生活や、どんな環境でも生き抜く力を知る貴重な機会になった。深海って、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだね。

じゃんけんで勝つ方法!?

「じゃんけんぽん!」と声をそろえて、グー、チョキ、パーを出して勝敗を決める「じゃんけん」。学校で友だちと遊んだり、何かを決めるときにじゃんけんをしたりすることが多いと思いますが、じつは「じゃんけんに必ず勝つ方法」があるんです!今回は、その方法を紹介します!

 

じゃんけんにパターンがある?

じゃんけんはただの運で勝ったり負けたりしていると思っている人が多いかもしれません。でも、じゃんけんには「心理戦」と「パターン」がかくされているそうです。じゃんけんを研究している人たちによれば、人がじゃんけんでどんな手を出すかには、ちょっとしたクセや法則があるんです。

たとえば、じゃんけん初心者や特に男の子は最初に「グー」を出しがちだといわれています。なぜなら、「グー」は強そうでたくましいイメージがあるからです。そのため、相手がじゃんけんにあまり慣れていない場合は、最初にグーを出すことが多いかもしれません。

相手のクセを見抜く!

研究チームがじゃんけんのパターンについて研究をして、360人の学生たちを集めて約2万回もじゃんけんをしてもらったんだそうです。すごい数ですよね!その結果、じゃんけんで勝っている人は、同じ手を出しつづけることが多いことがわかりました。反対に、負けている人は「グー、パー、チョキ」と順番に出すことが多かったのです。

この情報を知っていると、相手が勝ったときに次に同じ手を出す傾向があることを予測できます。例えば、相手がグーで勝ったら、次もグーを出す可能性があるので、こちらがパーを出せば勝つ確率がアップするかもしれません。じゃんけんがただの「運まかせ」ではなく、ちょっとした「心理戦」になってくるのが面白いですね!

「宣言作戦」で相手をびっくりさせる!

じゃんけんで勝つためのもう一つの方法は、「宣言作戦」と呼ばれるものです。これは、あらかじめ出す手を声に出して宣言してしまう方法です。たとえば「次はグーを出すよ!」と伝えてからじゃんけんをするんです。でも、本当にそのままグーを出すとは相手も思わないはず。相手は「宣言したけど、たぶん本当は違う手を出すんじゃないかな?」と考えて、グーに勝てる「パー」を出さないかもしれません。そうすると、あなたがチョキを出したら勝てる可能性が高くなります!

安全策として「パー」を選ぶ

最後に、もしどうしても迷ったら、確率的に「パー」を出すといいかもしれません。統計によると、人は「パー」を出す確率がちょっと低めで、約29.6%しかないんです。つまり、相手がパーを出す確率はあまり高くないため、こちらがパーを出せば少しだけ有利になるかもしれませんね。

じゃんけんで勝つためのまとめ

じゃんけんはただのゲームかもしれませんが、ちょっとした心理とテクニックで勝率を上げることができるんです。じゃんけんで勝つには、相手のクセや出す手のパターンを見抜くことがポイントです。そして、「次に何を出すか宣言する作戦」や、パーを選ぶ安全策を使うと、ただの運任せではない楽しいゲームになります。

友だちとのじゃんけんが、心理戦やテクニックを使うことでさらに盛り上がるかもしれませんね。次回、友だちや家族とじゃんけんをするときは、ぜひこのコツを思い出してみてください。

犬が次々に飛び降り自殺する不思議な橋。スコットランドのオーバートーン橋の謎

スコットランドという国には、とても不思議な橋があります。その名も「オーバートーン橋」。この橋では、なんと600匹以上の犬が橋から飛び降りてしまったんです!しかも、そのうち約50匹の犬が命を落としています。どうして犬たちがこんな危険なことをしてしまうのか、不思議ですよね。

 

犬たちの「自殺橋」とは?

このオーバートーン橋は1895年に建てられましたが、1950年代から犬が次々と飛び降りるようになりました。この橋は「自殺橋」と呼ばれることもあり、世界中の人たちの注目を集めています。もちろん、犬たちは自分から命を絶とうとしているわけではありませんが、それでもなぜ犬たちが橋から飛び降りてしまうのか、大きな謎になっています。

幽霊のせい?それとも…

スコットランドにはこの橋にまつわる怖い話もいくつかあります。そのひとつが「オーバートーンのホワイトレディー」の伝説です。このホワイトレディーは、かつて橋の近くに住んでいたジョン・ホワイトさんの妻の亡霊だと言われています。地元の人たちは、この幽霊が悲しそうに橋の周りを歩いていると噂しています。でも、幽霊が出るからといって、犬が飛び降りてしまう理由にはならないですよね。

犬が飛び降りる本当の理由は?

幽霊の説だけではなく、もっと現実的な理由も考えられています。ある研究者は、橋の下に住む動物たちが原因かもしれないと言っています。その中でも特に「ミンク」という動物が関係している可能性が高いそうです。ミンクはイタチ科の動物で、特に強い匂いを持っています。この匂いに犬が引き寄せられ、思わず橋から飛び降りてしまうのではないかと考えられているんです。

実際、動物行動の専門家デビッド・サンズさんが実験を行ったところ、犬は他の動物よりもミンクの匂いに強く引きつけられることがわかりました。約70%の犬がミンクの匂いに向かって進んだのです。ミンクの匂いは犬にとってとても魅力的だということがわかりますね。

それでも不思議は残る…

でも、ちょっと待ってください!スコットランドには他にもミンクが住んでいる場所がたくさんあるのに、なぜオーバートーン橋だけでこんな事件が起きるのでしょうか?サンズさんによると、それは橋の「デザイン」に原因があるのではないかというのです。この橋の柵は犬の背丈よりも高く、犬からはその先に何があるか見えません。ミンクの匂いに引き寄せられて走り出した犬たちは、まるで地面が続いているように思い込み、橋の先へ飛び出してしまうのです。でも、その先には深い谷が待っていて、犬たちは落ちてしまうというわけです。

犬を連れている人は気をつけて!

このオーバートーン橋の事件はとても不思議で、まだ完全には解明されていません。スコットランド動物虐待防止協会も調査を行いましたが、結論は出ていないそうです。ですから、もしみんながスコットランドに行くことがあっても、この橋を渡るときには気をつけてくださいね。特に犬を連れている人は、しっかりリードを握っておくことが大切です。

まとめ

オーバートーン橋の不思議なお話は、科学と伝説が混ざり合ったような出来事です。もしかすると本当に幽霊の影響もあるかもしれませんし、ミンクの匂いだけが原因かもしれません。どちらにしても、自然や動物たちの行動には、まだまだ謎がたくさんあると感じますね。

未来の埋葬方法!人が土に戻れる「人間堆肥化」って知ってる?

「人間堆肥化(たいひか)」という言葉を聞いたことがありますか?ちょっと難しい言葉だけど、簡単に言うと、「人が土に戻って、自然の一部になれる方法」なんです。

 

人間堆肥化って何?

これまで、亡くなった人の体は土の中に埋める「土葬(どそう)」や、火で燃やして灰にする「火葬(かそう)」が多かったです。でも、2021年にアメリカのワシントン州で、世界で初めての「人間堆肥化施設」という場所がオープンしました。この場所では、亡くなった人の体を「土」にすることができるんです。この新しい方法を「リコンポーズ社」という会社が作り出したんだよ。

どうやって人が土になるの?

「リコンポーズ社」では「再構成コンテナ」という特別な箱を使います。亡くなった人の体をこの箱に入れ、木のチップ(木を細かく切ったもの)で包みます。すると、箱の中にある自然の微生物(びせいぶつ)や細菌(さいきん)が働き始め、ゆっくりと体が土に変わっていくんだって。全部で約30日で土になって、新しい命を育てるために使えるようになります。

出来上がった土の使い方

この人間堆肥化のすごいところは、できあがった土を家族や友達で分けて持ち帰ることができるところです。その土を自分の家の庭や公園に撒(ま)いたり、木を育てるのに使ったりすることができます。亡くなった人が新しい木や花の栄養になるなんて、なんだか素敵ですよね!

地球にやさしい方法

土葬や火葬も大切な方法ですが、実は少し環境に負担をかけることもあるんです。例えば、火葬ではたくさんのエネルギーを使い、二酸化炭素という温暖化を進めるガスが出てしまいます。そこで、人間堆肥化を使うと、一人あたりで約1トンの二酸化炭素の排出を減らせるそうです。これは、地球温暖化を少しでも防ぐために、とても役に立つんですね。

また、限られた土地をたくさん使うこともありません。人間堆肥化によって、むしろ土が増えて植物を育てることができるので、地球にとって「エコな埋葬方法」って言われています。

ぼくたち・わたしたちの未来に広がるかも?

今のところ、この人間堆肥化はアメリカだけの埋葬方法ですが、これからもどんどん研究が進んでいけば、日本でもできるようになるかもしれませんね。

私は、「人間堆肥化」って地球にもやさしいし、亡くなったあとも自然の一部になれるって素敵だなと思いました!お花や木を育てるための土になるなんて、ちょっとロマンチックですよね。でも、ちょっとびっくりしたり、少し怖いと感じる人もいるかもしれません。でも、地球にとって良い方法があるなら、これからの未来を考えるために、こういう方法ももっと知っていきたいなと思います!

電気は通すけど熱は通さない!すごい新しい金属の発見

「電気を通すものは、熱も通す」という話を聞いたことがあるかな?たとえば、鉄や銅のような金属は、電気も熱もよく通すんだ。だから、電気を通したり熱を感じたりする場面で、よく金属が使われているんだよ。でも、そんな「常識」を覆すようなびっくりする発見があったんだ!

 

ヴィーデマン・フランツの法則とは?分かりやすく解説

「ヴィーデマン・フランツの法則」というのは、金属の性質に関する法則のひとつなんだ。たいていの金属は、電気を通しやすいと同時に、熱も通しやすいんだよ。この法則によると、金属の中で電気が流れるときに電子が動くと、一緒に熱も運ばれることが多いんだ。

たとえば、電気が流れている電線や使っている電子機器は、だんだん熱くなることがあるよね。これは、電気の流れが熱も一緒に運んでしまっているからなんだ。だから「電気がよく流れる金属は、熱もよく通す」と覚えられるよ。

だけど、今回の発見で見つかった「二酸化バナジウム」という特別な金属は、この法則とちょっと違うんだ。電気はよく通すけど、熱はあまり通さない。この特別な性質を持つ金属の登場で、「電気と熱は一緒に通る」というヴィーデマン・フランツの法則にも例外があることがわかったんだね。

まるで魔法みたいな金属、二酸化バナジウム

2017年、アメリカの研究チームが二酸化バナジウムという特別な金属を見つけたんだ。この金属は電気を通すのに、熱はあまり通さない性質を持っているんだよ。こんな性質を持つ金属はとても珍しいんだ。普通、金属は電気と一緒に熱も通してしまうのに、二酸化バナジウムは違うんだ。まるで「電気だけ通して、熱はストップ!」って言ってるみたいだよね。この特別な性質を持つ金属の登場で、「電気と熱は一緒に通る」というヴィーデマン・フランツの法則にも例外があることがわかったんだね。

不思議な動きをする電子たち

どうして二酸化バナジウムは、電気を通して熱をあまり通さないのかというと、この金属の中にある「電子」の動きが変わっているからなんだ。通常の金属の中では、電子はバラバラにランダムに動いているから、電気と熱が両方とも通りやすくなる。でも、二酸化バナジウムの中では、マーチングバンドみたいに電子がみんなで一緒に同じ方向に進むんだって!だから、熱を伝える力が弱まるんだ。

私たちの生活に役立つかも?

この新しい金属が実用化されると、いろんな場面で役立つかもしれないんだよ。たとえば、建物の窓に二酸化バナジウムを使ったコーティングをすると、暑い日には室内の温度が下がりやすくなるんだ。二酸化バナジウムは暑くなると赤外線を反射するので、太陽の熱が室内に入るのを防いでくれるんだよ。エアコンを使わなくても、部屋が涼しくなるかもしれないなんて、エコでいいね!

それから、エンジンや家電製品にも使えるかもしれないんだ。エンジンは動くときに熱をたくさん出すけれど、この金属が熱をあまり通さないから、効率よくエネルギーを使えるようになる可能性があるんだよ。熱でエネルギーがムダにならないようになれば、車や機械がもっと効率的になるかもしれないね!

もっと研究が進んでいくのが楽しみ!

もし二酸化バナジウムがさらにいろいろな場面で使えるようになったら、私たちの生活がとても便利で快適になるかもしれないね。エコなエネルギーの使い方ができて、地球環境にも優しいアイデアがたくさん広がりそうだよ。

科学の世界では、「こんなの無理だろう」と思っていたことが次々と新しい発見によって変わっていくんだ。未来のテクノロジーがどんどん進化して、私たちの想像を超える発明がまだまだあるかもしれないね!

牛がVR体験!牛乳がもっと美味しくなるかも?

牛さんが「VR」という特別なゴーグルをかけているお話。VRっていうのは「仮想現実」っていって、ゴーグルを通して本当のような景色を見せてくれる機械なんだけど、でも、どうして牛さんがVRゴーグルをかける必要があるのか、気になるよね?

 

牛さんがVRゴーグルをかける理由は?

モスクワにある農場では、牛さんが少しでも安心して暮らせるようにと、VRゴーグルをかけさせる実験をしているんだ。どうしてかというと、牛さんがリラックスすると、もっと美味しい牛乳がたくさん出せるかもしれないって考えられているからなんだよ。

人間も、ストレスが少なくて楽しい気持ちでいると元気になれるよね。それと同じで、牛さんたちもリラックスすると、気分がよくなって牛乳をたくさん出せることがわかってきたんだ。だから、牛さんたちが「広い草原で遊んでいるような気分」になれるような景色をVRで見せてあげると、もっと安心して落ち着いた気持ちになれるんじゃないかって、研究者たちは考えているんだって!

牛さんに見せる映像を作る工夫

でも、人間が見る景色と牛さんが見る景色はちょっと違うんだ。牛さんの目は、人間と同じようにいろんな色が見えるわけじゃないんだよ。牛さんは、赤色はよく見えるけど、緑色や青色はあまりよく見えないって言われているんだ。だから、VRの開発者や獣医さんたちは、牛さん専用の特別な映像を作って、牛さんが見やすいように工夫したんだって。そうすることで、牛さんは草原や青い空の景色を楽しめるんだ。

実験の結果はどうなるのかな?

この実験が成功すれば、牛さんたちはストレスを減らして、もっとたくさんの牛乳を作るようになるかもしれないんだって。実は、オランダやスコットランドの農場でも、牛さんがリラックスできると牛乳が増えるっていう実験結果が出ているんだ。だから、今回のモスクワでの実験でも、みんな期待しているんだよ。

ちなみに、牛さんたちがもっとリラックスできるように、クラシック音楽をかけている農場もあるんだって。クラシック音楽は、落ち着いた気持ちにしてくれる効果があるみたいで、牛さんたちもゆったりとした気分になれるんだろうね。

未来の牛さんの暮らしはどうなる?

もしこの実験がうまくいったら、将来の農場では、牛さんたちがみんなVRゴーグルをかけて、広い草原でのんびりするような景色を見ながら暮らしているかもしれないよ。なんだか、ちょっと変わった未来の農場が想像できるよね。

でも、ちょっと気になるのは、牛さんたちは「これは現実の世界じゃない」って気づいているのかな?牛さんも「なんだか、ここはいつもと違うぞ?」って思っているのかもしれないね。もし牛さんがVRの世界を楽しんでくれるなら、きっとリラックスできて、美味しい牛乳がたくさん作られるようになるかも!

まとめ:牛さんもVRの時代に

今回は、牛さんがVRゴーグルをかける実験が始まっているっていう、とっても不思議で面白いニュースを紹介したよ。この実験が成功したら、牛さんがもっとリラックスできて、私たちが飲む牛乳もますます美味しくなるかもしれないね。未来の農場では、こうした新しい技術がたくさん使われるようになるかもしれない。

凄すぎる!二酸化炭素からお酒を作る新技術!

ウォッカ」って知ってる?ウォッカはお酒の一つで、ロシアなど寒い国で人気があります。でもウォッカを作るときには、たくさんの二酸化炭素が出てしまうんです。地球温暖化の原因になる二酸化炭素が出ることで、環境にはあまり良くないと言われています。

そんな中、「Air Co.(エア・カンパニー)」という会社が、すごいウォッカを作りました。このウォッカはなんと二酸化炭素を使って作られているんです!普通のウォッカが作られるときに6キログラムの温室効果ガスが出るのに対して、このウォッカは1本作るごとに約450グラムの二酸化炭素を減らすことができるそうです。これは、8本の木が1日で吸い込む二酸化炭素の量と同じくらいです。すごいですね!

 

どうやって作っているの?

エア・カンパニーのウォッカがどうやって作られているのか、ちょっと気になりますよね。このウォッカは、植物の光合成という働きからヒントを得て作られているそうです。光合成とは、植物が太陽の光を使って二酸化炭素を吸い込み、成長するための栄養を作り出すしくみのことです。この光合成の仕組みを参考にして、エア・カンパニーのウォッカ二酸化炭素を使っているんです。

具体的には、まず近くの工場が出している二酸化炭素を集めます。その二酸化炭素と水を特別な機械で化学反応させて、アルコールと水を作ります。できあがったアルコールの中から水を取り除いて、最後にウォッカが完成するというわけです。この化学反応には電気が必要ですが、その電気も太陽光発電でまかなっているので、環境にとても優しいんです。

カーボンネガティブってなに?

エア・カンパニーのウォッカは「カーボンネガティブ」と呼ばれています。カーボンネガティブとは、製品を作るときに排出される二酸化炭素よりも、吸収する二酸化炭素の方が多いということです。普通のウォッカではたくさんの二酸化炭素が出てしまいますが、このウォッカは逆に二酸化炭素を減らしてくれるので、地球に優しいお酒なんです。

なぜこんな技術が大事なの?

地球温暖化が進む今、二酸化炭素の量を減らすことがとても大事だとされています。エア・カンパニーのように、工場の二酸化炭素を回収して利用する技術は、将来の地球を守るために必要なものです。この技術が広まれば、今まで二酸化炭素を出していたものが、逆に二酸化炭素を減らす手助けができるようになるかもしれません。

例えば、フィンランドの会社「ソーラー・フーズ」も、二酸化炭素からタンパク質を作る技術を開発しているそうです。また、アメリカのKiverdiという会社も、二酸化炭素からパーム油に代わるものを作ろうとしています。このような技術が発展すれば、食べ物や生活に必要なものが環境に優しい方法で作れるようになるかもしれません。

エコなお酒が人気になる理由とは?

エア・カンパニーのウォッカは、ニューヨーク市内の有名なレストランやバーで販売されています。地球に優しいお酒として注目を集めているので、おしゃれなお店にもぴったりですね。また、普通のウォッカよりも純度が高いとされていて、味もクリアで美味しいのだとか。エア・カンパニーのウォッカを飲むことで、少しでも地球温暖化に貢献できるという点も人気の理由かもしれません。

まとめ

このウォッカの話を聞いて、私はとても驚きました。お酒がただ美味しいだけでなく、地球に良いことができるなんてすごいですね。二酸化炭素が少なくなる仕組みを、もっといろいろな製品に使えるようになればいいと思います。例えば、ジュースや牛乳、車などにこのような技術を応用できれば、毎日の生活で地球に優しい選択が増えていくかもしれません。未来のために、エア・カンパニーのようなアイディア豊かな企業がもっと増えるといいですね。